6/5(日)「精神疾患による休職と解雇」分科会の開催に向けて

本分科会では、精神疾患と休職制度を悪用した不当解雇について、実際に復職が認められた裁判を題材にご紹介します。

今回の主役は、NECの伊草さん、電機情報ユニオンの森さん、そして弁護団の主任弁護士である川岸先生です。

伊草さんの訴訟は、提訴から勝訴判決を得るまでに2年以上の月日が経過しました。伊草さんが休職してから数えると、仕事に復帰できずにいたのは6年以上にも及びます。この長い年月、伊草さんはNECへの復職だけを求め、他の企業に就業することなく戦い続けていました。

分科会においては、この6年間の経過について当事者、組合、弁護士の立場からコメントをいただきます。どういった経緯で伊草さんは休職をしたのか、なぜ組合や弁護士が関与することになったのか、6年以上戦い続けているその心境やモチベーション、どうやって戦い続けているのかといった部分まで、細かくお話いただきます。

講演の後には、当事者や会社等の立場で、精神疾患を患った労働者をどのように受け入れていくべきなのか、分科会の感想も交えて皆様と考えるディスカッションを予定しております。労働者や組合の現状についても講師から適宜コメントがありますので、ぜひ率直な意見を聞かせていただきたいです。

参加者の皆様からの質問もリアルタイムで受け付けますので、ぜひ当事者の生の声を聴き、誰にでも生じうるこの問題についてどのように対応していくべきなのかを一緒に考えていきましょう。

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