7/3(日)「過労死問題と遺族支援」分科会開催に向けて

 令和3版過労死等防止等対策白書によれば、令和2年度に脳・心臓疾患に係る労災支給決定数は194件(うち死亡67件、請求件数784件)、精神障害に係る労災支給決定数は608件(うち死亡81件、請求件数2051件)であると報告されています。

「働きすぎて死んでしまう」、これは極めて異常な事態です。

そして、そのような人が毎年最低でも約150人いることになります。

過労死等を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

さまざまな改善策がありますが、過労死遺族や被災労働者の権利行使を支援し、実際に企業に責任を負わせることが過労死等を防ぐためには極めて重要です。

「過労死問題と遺族支援」分科会では、過労死問題に取り組んでこられたNPO法人POSSE代表の今野晴貴さんと実際に過労死裁判に臨まれた遺族の方をお招きします。なぜ過労死等は生じるのかから始まり、遺族が権利行使するにはどうすればいいか、遺族の実際の経験はどのようなものか、遺族や被災労働者、労働組合、そして弁護士は過労死等防止のためにこれまでどのような社会運動を取り組んできたか、これから取り組んでいけるのかについてご講演いただきます。

今後、過労死問題に取り組もうと思っている修習生の方のほか、ご関心のある方はぜひご参加ください。

【日時】令和4年7月3日(日)14時~16時半

【講師】今野晴貴 様(NPO法人POSSE代表)、過労死遺族の方

【参加申込みフォームはこちら】

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf-T0KrvctYqAOXbHW0Cji6sDmxbsl33uk62tktgce_5fB--w/viewform

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